Airbnbデータベース「AirLABO」が空き家活用に使えるか考えてみた

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Airbnbなどの民泊サービスが活況です。

この勢いにのって空き家活用をするというのはもちろんありですが、実際はどうかを考えるところから始めるのが当サイトの立場であり、特徴ということで考えています。

民泊サービスを空き家において活用できるかという視点で考えていきます。

Airbnbのデータベースサービス:AirLABO

Airbnbについては、民泊サービスの代表例ということで説明は割愛しますが、誰でも自分の家やマンションを貸し出せるというサービスです。その利用や具体的な運営ではなく、データ的な視点があると便利です。例えば、AirLABOというサービスを最近見つけたのですが、こちらは全国のAirbnbのタイプや売上等がデータベースとして確認できます。面白いですね。

物件データを見る、ボタンを押すと詳細ページに移ります。

2016/04/14時点で、

Total Listings総リスティング数:43104件

Publish Listings掲載中:33837件

Suspend Listings停止中:9267件

Average Price平均宿泊料金/日:9463円

Sales平均売上/月:153301円

引用 http://airlabo.jp/article/ より

となっています。

ざっくり全国にはAirbnbを使う物件で稼働中ものが3万3千件あり、稼働中のものだけではなく全部だと思いますが、平均の宿泊料金は9400円くらい。月間は、15万くらいだと。単純にみれば、月間で15日稼働ということになりそうですね。2日に1回など。もちろん実際はかなり幅があるとは思います。

物件タイプでは、圧倒的にマンションが多いですね。部屋タイプの貸し切りと個室などの違いが分かりづらいですが、Airbnb上での区分かもしれませんね。

資金や資産に余力がある方は別として、民泊において物件を借りたりまたは買って参入すべきかどうかは相当の土地勘や引き際などの戦略が必須だと考えます。当然インバウンド需要があるわけですが、投資が成功するかどうかは既に参入している競合に遅れを取るわけですしね。

ただ、そもそもAirbnbがビジネス的な参入を歓迎しているかというと、そこは裏が取れてないので推測に過ぎませんが、そもそもシェアリングエコノミーの既存のビジネスの相性は悪いことも多いです。Uberなどもそうですが、既存の旅館業からは旅館業法に反しているなどの見方もあり、現在はグレーゾーンなわけですが、法整備等も進んでくる中どうなっていくかは注目に値します。

現在はホテルや旅館の市場が賑わうのでいいのですが、そうでなくなる場合、つまりインバウンド需要が一定で落ち着いたり下がることがあると、また変化していくわけですね。最もシェアリングエコノミーとは共有経済であり、それと既存のビジネスと真っ向から対立するかというとそうでもないと考えています。

どこまで考えるかはキリがありませんが、少なくとも新規で事業やビジネスをされる方にとっては、データ等を入手し裏付けや予測や考えた事業計画が通用するかは考えたほうがいいに決まっています。

各エリアの売上比較

都会部の都市データと、地方部のデータを比較したりということで、各エリアのデータを見ていきましょう。おそらくこういうデータがあることを知るのも大事ですが、それを使って分析や比較をすることはものすごく難しいことではありません。むしろ手間がかかる程度であって、誰もが出来ると思います。

この一手間を加えることで、空き家活用の選択肢やどうしたら良さそうかの手応えであったり、自分の感覚も養うことが出来ると考えています。

主要都市部データを見てみる

掲載中物件、1日平均宿泊料金、月間平均売上という表記をしています。

東京都物件データ 12,702件 9,857円/日 183,340円/月

愛知県物件データ 378件 6,500円/日 103,350円/月

大阪府物件データ 8,900件 8,602円/日 136,772円/月

福岡県物件データ 1,043件 5,799円/日 88,725円/月

東京都はさすがに物件が多いですね。全国約3.3万のうち、3分の1ですね。愛知県の少なさに驚きました。ほぼ名古屋市かなというところだと思いますがそうでもないかもしれませんね。

エリア別物件データを見てみる

エリア別で見てみましょう。民泊が活発かどうかをまず比較できそうです。

北海道・東北エリア 物件データ 1,230件 10,952円/日 105,139円/月

関東エリア 物件データ 14,396件 9,676円/日 174,168円/月

北陸エリア 物件データ 284件 8,103円/日 89,943円/月

中部・東海エリア 物件データ 1,279件 13,702円/日 176,756円/月

関西エリア 物件データ 13,717件 9,112円/日 147,614円/月

中国エリア 物件データ 399件 7,096円/日 89,410円/月

四国エリア 物件データ 214件 5,383円/日 64,596円/月

九州・沖縄エリア 物件データ 2,368件 8,157円/日 112,567円/月

こうやってみると、関東、関西でほぼ日本の物件を支えている印象です。

ただし、中部圏の件数はそれらの10分の1程度しかないものの、宿泊料金金額がダントツに高いです。魅力的な物件があるのかもしれませんね。

参考データとして捉えて、選択肢とする

都市別あたりまで細かく見ていくといいのですが、ここまでの調べた範囲で考えてみましょう。エリア単位で、500件に満たない「北陸」「中国」「四国」については、平均宿泊料金が全国平均9472円より明らかに低いですね。また、月間売上も15万に大きく満たないと。例えば四国では6万4千円程度の月間売上にしかなりません。

例えば四国エリアの空き家をairbnb活用できないかというと、高松市のデータでは、平均5463円であり、月間は99,973円となっています。これは、全国には遠く及びませんが、四国エリアの平均を上回っています。おそらくエリアの都市部は高い傾向にあるといえそうです。よって、高松市の空き家をAirbnbするにはこのあたりを意識して運用すれば可能かもしれません。

一方都会エリアでは、競合も多いというところで、どれくらいの件数になると競合意識が高まるかは分かりませんが、空いている物件にお金を一定額かけた投資が回収できるかを考える材料となりそうです。

関東エリアは全国平均より高いのですが、関西エリアは14万円と月間売上が低くなっていますね。ところで、中部エリアは件数自体が10分の1しかないにも関わらず、平均宿泊料金が高いせいか分かりませんが、なんと月間売上が関東を抜いて、全国エリアでトップになっています。これは意外です。ただ、このAirLABOのデータは「実績」データかは不明です。

 

例えば、中部エリアがなぜ高いかですが、長野県で21000円の宿泊金額となっており、貸別荘のようなものが多数あります。これらが掲載されているが賃貸実績がない可能性が高いといえそうです。これは魅力的な物件とかそういうことでなく、掲載されている物件の宿泊料金が高いからそれに引っ張られて高くなってしまったといえそうです。ちゃんと数字は出していませんが。レビューありの物件を抽出して、実績に基づくものにフィルタリングできるとなお使えるデータになるかもしれませんね。この点は注意して見ていく必要があることも分かります。

 

まとめ

データから見えてくるものは多数ありますが、ひとまず、手間を惜しまず見ていくと色々なことが分かりますね。

  • エリア毎で件数や売上等でかなりばらつきがある
  • 同じエリアでも、都会や田舎で大きくばらつきがある(都会は多い、田舎は少ない傾向)
  • AirLABOデータはAirbnbのデータをスクレイピングしているのであり「賃貸実績」があるかはおそらく別(参考価格の調査にはなる)

などです。

今回はAirbnbを活用する場合、まずは相場家賃を調べてみるなどインターネット上で出来ることも多いということをお伝えしました。

空き家活用やAirbnbを使ってみたいと考えている人はご自身の所有物件のエリアを調べてみると面白いと思います。これで選択肢が増えるならば良いですし、調べたりした結果全く使えないなと思えば選択肢にはならないと判断ができると思います。

また機会をみてどこまでやれば空き家をAirbnbなどで貸し出せるレベルに持っていけるかなども考えていきたいと思います。

 

 

 

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