空き家相談士の難易度について調べてみた

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「空き家相談士 難易度」で調べられる方が結構本サイトを訪れています。本サイトでは、空き家に関連する資格を調べてみたで少し説明していますが、難易度については全く触れていませんし、分からないところです。

実際に受験者の声があればいいですが、そのあたりも含めて推測できる範囲で調べてみました。空き家相談士の難易度や資格自体について取得を考えたり仕事に活かせるかを考えている方が多いと思いますが、そういう方のために参考になれば幸いです。

あくまで推測ですが、そこまで難しくないというのが一つの結論です。

空き家相談士とは

一般社団法人全国空き家相談士協会が運営する資格です。資格の詳細はこちらの公式サイトの空き家相談士をどうぞ。

そして空き家相談士の難易度とは、認定講座の案内ページで、

「空き家相談士」は、当協会が実施する「空き家相談士認定講座」(2日間)を受講し、認定試験に合格して、当協会の認定を受けた方です。

とあります。認定講座というセミナーを2日間受けたあとに認定試験を受けて合格すれば晴れて空き家相談士となれるわけですね。

空き家相談士の認定講座

認定講座自体は、適宜日時が示されていますが、2日間がセットとなっています。またそれぞれの時間は10時から18時で休憩を挟むと考えると、7時間丸一日缶詰となります。これを二日間行うので、セミナーというよりも講座という感覚でしょうか。

そして講義内容は、総論を含めて、法律、登記、税務、建築、空き家の現状、空き家相談、空き家の予防、空き家管理、空き家ビジネス、空き家の利活用という11項目あり、認定試験は60分間35問となっています(4択で1つ選択する)。

丁寧に、テキストの目次は公開されていますので、こちらをみてどのようなものかを推測してもいいでしょう。テキスト自体は目次から見ると、約300ページあります。空き家相談士認定テキスト目次

11項目を2日間でやると考えると、単純に7時間で5,6項目を終える形になります。また11項目とありますが、空き家ビジネスは「空き家ビジネス」一節しかないので、これらのボリュームと重視されるもので変わりそうです。

目安になるかわかりませんが、

  • 1 総論 約35ページ
  • 2 空き家に関する実態法的論点 約40ページ
  • 3 空き家と関連法規 約32ページ
  • 4 空き家に係る税務知識 約24ページ
  • 5 空き家に係る建築知識 約36ページ
  • 6 空き家の現状と国・地方自治体の取組 約12ページ
  • 7 空き家相談 約22ページ
  • 8 空き家の予防 約10ページ
  • 9 空き家管理 約26ページ
  • 10 空き家ビジネス 約22ページ
  • 11 空き家の利活用など 約30ページ

となっています。ページ数は目安です。10ページ台のものは6と8程度で、ほかは20-40ページあり平均的に網羅する印象ですね。

ここから言えそうなのは、各章そこまでばらつきがないので、1日目で5,6章を終える。2日目に11まで終えて、そのまま試験を受けるという流れかなと考えられます。

あくまで推測ですが、テキストと講座を2日間受けられる、空き家について勉強したいという一般的な能力があれば受かるのではないかなという印象です。

空き家相談士紹介動画を見てみる

動画紹介もあったのでこちらも見てみます。

認定講座の文字通り様子の写真スライドがあるだけでめぼしいなにか説明があるわけではありませんでした。

空き家相談士と登録者の違い

調べていると気になる文章が。

空き家相談士、登録者700名超えるの中に、林会長の発言の中に「25回を超す認定セミナーを開催し、800名超の空き家相談士を輩出し、このうち700名超が登録を行なった」という発言があります。

認定セミナーとは認定講座と同義だと考え、また政令指定都市など首都圏を中心に50名規模で2日間の講座が行われているわけです。単純に1回50名程度で、25回であれば1,250名が受講となります。輩出とあるのは「空き家相談士」の試験に合格した人達だと考えられます。登録とは受かった人が「登録」して始めて資格効果があると言えそうです。

試験概要ページに明記されていますが、2日間の受講料は5万円となっています。これはテキスト、試験などの料金でしょう。一方で合格者には、登録料が別途2万円かかります。かつこれらは更新2年で再度必要のようです。

ざっくりですが、1,250名の受講者がいて、800名は受かって、700名は登録したという感じで考えると、800/1250=64%となり、合格率は6割を超えるので比較的難易度は低いと考えられそうです。

また一方で800名のうち700名は受かったあと登録を見送った人というわけで、見送る人は1割程度でしかないですが受けたけど登録しないという人もいるんですね。活動予定がないとか、単に興味でという人がそれくらいはいるかもしれませんね。

空き家相談士の数

2018年6月のzakzakの記事全国で約900人「空き家相談士」 空き家活用の相談に では、そのままですが900名の相談士がいることになります。現在8月終わりで、講座自体は各地で月1,2回のペースであると考えると、月あたりで1回50名受講、6割が合格で30名、うち9割が登録で27名となるので、2ヶ月で50-100名程度増加していると考えられるかもしれません。

よって、2018年8月末現在は1000名近い空き家相談士がいるのかもしれませんね。

空き家相談士の難易度(推測)

上記で推測してきましたものを簡単にまとめます。

  • 2日間の講座を受けてその後に試験が60分であり、それに受かれば良い
  • テキスト自体は専門性よりも空き家に関した様々な視点を問うものでテキスト300ページを概ね理解すれば良さそう(そのためにテキストだけでなく講座となっている)
  • 推測するに合格率は6割程度で、一定の理解度があればそれほど難しくなさそう。ただ全く空き家に関して知らないとか、理解力が著しく悪いなら難しいかも。

というところです。

空き家相談士の難易度が分からないけど興味がある人は受けてみても良さそうです。が、おそらく仕事でやってないとか個人で受ける人には2日間で5万円かけてかつ2年毎に2万円を払うということはなかなかないのかなと。仕事でやっていれば「資格提示して専門性を見せられる」ので安いわけですが、なかなか難しいところですね。

おわりに

なんでもそうですが、資格として空き家相談士を持っていればなにか空き家ビジネスを簡単にできたりもうかるとかそういう甘い話ではありません。

もちろん運営側はビジネス支援などを手がけているかもしれませんが、最終的には相談される仕組みや本業の士業や仲介売買業にあわせて持っていくという感じですね。相談のプロみたいなお墨付きが「第三者」的なものからあるかないかでは大分違いますからね。

なにか参考になれば幸いです。

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日本ランドエンジニアリング株式会社では、数年に一度のペースで、名古屋中心部エリアの不動産状況を調べています。2017年度は変貌する名古屋5(2017年6月作成)を発行致しました。名古屋の不動産市場を見るデータとしてご活用頂ければ幸いです。

名古屋中心部エリアの調査レポートです。表紙、裏表紙込みで全体で12ページとなっています。配布ファイルはPDF(約2.5MB)で、データファイルはA3サイズですが、A4の縮小印刷でも可読可能です。

レポート内容は、

1.建物の主たる利用別用途図(P.2-3)

2.建築中および5年以内に新築・建て替えられた建物(P.4-5)

3.既存および建築中ホテル(P.6-7)

4.所有権の異動(売買および相続)(P.8-9)

5.投資法人が所有する建物(P.10)

6.名古屋市中心部の状況(P.11)

となっています。

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