移住相談AIなど自治体での取り組みを調べてみた

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

移住相談にAIを用いて相談に乗り、人の負担をへらすというものが広島県の取り組みでありました。今回は、AIが移住相談するなどの自治体の取り組みについて調べてみました。

福岡県糸島市の移住相談AI

まず、人工知能(AI)が何をやるかですが、昨年の記事でAIが移住をコーディネート。福岡・糸島市が九州大・富士通研と実証中というものがありました。自治体が移住希望者を募り、移住したい人は何か良い場所がないかを探している中で、AIを活用して効率化しようという試みとなります。

AI側は、移住希望者の属性(年齢や性別、家族構成など)を入力して、AIが提示する地域をどう評価するかという形で行われるようです。ポイントはそれらを繰り返すと、記事にあるZinraiというAIが学習して、データを加えることでマッチング精度(ここでは移住希望者が移住したい場所がある、好みに近いものが提示されるなど)が高まるということです。

AIであるということは、単純にデータベースから当てずっぽうで提示するのではなく、学習をしているのでゲームを解いて高得点を出すように、学習して導き出せることが期待されているはずです。

現時点では、AIが提示するものを参考に相談を人がすすめることで、相談の効率化というところです。Zinraiがフル稼働すれば今後は簡単な相談はAIで行い、その上で最適な相談が移住者にできることになりそうです。

富士通側の実証実験プレスリリースはこちら。自律成長するAIを用いて移住満足度向上を目指す実証実験を開始

糸島市の話では、具体的には60人程度の希望者からのデータで、zinraiはかなり精度が上がり、担当者の効率化に貢献したというインタビュー記事もありました。さいたま市の保育園入所割当業務の効率化も興味深いですね。「高い分析力」を実証したAIで業務の効率とスピードを引き上げる

岡山県和気町のわけまろくんの部屋

AI「わけまろくんの部屋」で移住定住の空き家相談で紹介されているように、岡山県和気町はIBM Watsonを活用してAI相談を行っています。

わけまろくんの部屋は、ウェブチャットとなっていて、LINEでも使えるようです。自動会話プログラム「わけまろくん」の運用を開始します。 【地方創生課】

早速使ってみました。カテゴリを選んだり、使い方を見たりというガイドもあり、手軽に使えそうです。ただ多くの情報が直接返答というよりも、ここのURLを見てねというものが多いです。

例えば、カテゴリ→3移住定住について→空き家バンクと選ぶと、wakesumという移住促進特設サイト?を紹介されます。

常に回答の評価があるので、満足したらはい、不満ならいいえを選ぶことで、わけまろくんが学習をして精度の高い回答を出してくれるということで面白いですね。

小さな町(人口15000人)が移住相談にAIを使うこと自体、AI活用としてはまだまだかもしれませんが、取り組みとして面白いなと感じました。LINEで手軽に聞けるのも良いですね。キャラクタ自体のプロフィールも聞けたりが親しみやすさを作り出してくれますね。

おわりに

実証実験が多いですが、企業がそこで試していって精度をあげて他自治体や他業務でも適用したりということが想定されます。市川市の資料で、AIによる住民向け総合案内サービスの実証実験への参加についてが面白かったです。実験的に導入されるとやはりAIなので、24時間使える、窓口より気軽というところが大きいようですね。

これによって自治体職員の業務が減り効率的に働けるといいですね。

空き家相談窓口もこれらで対応をしてけば、相談自体の業務を減らしたり効率化ができそうです。自治体だけでなく民間でも、問い合わせや対応で使えるとさらに便利になりそうですね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

RSSでもご購読できます。