一般社団法人移住・住みかえ支援機構のおまかせ借上げ制度は利用されているか?

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一般社団法人移住・住みかえ支援機構が、空き家活用として「おまかせ借り上げ制度」を行っています。最近知ったのですが、この制度について調べてみました。

おまかせ借上げ制度とは

一般社団法人移住・住みかえ支援機構(以下、JTI)が行う制度です。チラシによれば、DIY長期リースによるおまかせ借り上げ制度のご案内とあります。

これを見て気づいた方は鋭いですが、以前空き家一括借り上げサブリースとして紹介したものとほぼ同様といえそうです。ただ、背景としてJTIが行ってきた「マイホーム借上げ制度」がうまく使えなかった方向けに作られ、かつ空き家活用として使えるというところです。

特徴としては、

  • 所有者は10年以上の定期借家契約をJTIと結ぶ
  • その代わり、定額賃料の支払いを所有者は受ける
  • 入居者はJTIと10年以上の定期借家契約を結ぶ
  • その代わり、入居者は家賃を支払う

あとは、JTIが工務店に耐震改修かリフォーム工事を依頼するという流れです。所有者は耐震費用など初期費用が捻出できないなどの場合に使えそうです。リフォームを所有者側でせず、DIYで入居者負担というのは面白い視点ですね。

おまかせ制度の注意事項

そういったところはチラシを見れば分かるかと思いますが、いくつかの注意事項があります。

マンションは対象外。戸建て住宅に限る。

耐震診断の結果耐震性が足りない場合の耐震改修費用は500万が上限で負担(耐震費用の相場が分かりませんが、あまりに古い家だと耐震費用が高そうなイメージがありますが、これもケースバイケースでしょう)。

対象地域は、JTIがいけるという地域に限る。これは、改修して入居者が見込む地域に限られるので、こればかりは今までのサブリースの話と変わりませんね。見込みがないところにやっても仕方がないですからね。

「おまかせ借上げ制度」で空き家対策も参考になります。リフォーム自体は入居者負担、つまりDIYなので、あまり古すぎるとリフォーム費用が高くなるので入居者が敬遠するということは確かにその通りですね。

空き家を10年以上は最低任せたい空き家所有者の方は検討の余地がありそうです。JTIがどういった空き家なら見込みあるとするかはここではそこまで具体的に分からないところですね。

この制度は利用されているか?

JTI代表理事の大垣氏の資料がいくつかネットでも見えたのですが、公的な資料か分からないというところと、2016年最近のデータ実績が見つけられないというところです。

 

マイホーム借上げ制度とはでは、おまかせ借り上げ制度の部分の説明で、

残念ながらほとんど利用されていない状況にあります。2016年8月19日時点において、募集中のJTI賃貸住宅が全国で50件という数字が制度の現状を見事に表わしています。メリットは分かるのですが、手続き等が多い上に、様々なデメリットがあるためでしょう。

(同記事より引用)

賃貸住宅件数が少ないというのは、確かに2016年12月26日時点でも50件もいってないのかなというところでしょうか。実績ベースでどれくらいかは分からないですが、流通件数は小規模というイメージですね。

そして、JTI協賛事業者にとってのメリットが薄いのは確かで、ただ自治体が検討をしてくるとまた違ってきそうですね。

例えばパナソニック系のリファインでの空き家お任せ借り上げ制度なんかがありますね。他にもJTI協賛事業者があるわけです。

おわりに

興味がある空き家所有者の方は一度JTI、またはJTI協賛事業者に相談してみるのが良いかなと思いました。

 

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