島根県江津市の定住促進策ビジネスプランコンテストを調べてみた

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シングルマザー移住者を、金銭支給と仕事提供で呼び込むまちの事例の中で、島根県江津市のビジネスプランコンテストが紹介されていました。自治体主導のビジネスプランコンテストは結構珍しいと感じたので少し調べてみました。

自治体が人材を集めるために仕掛けるビジネスプランコンテスト

江津市ビジネスプランコンテスト(通称:Go-Con)は、2010年からの取り組みでもうすぐ7年となります。サイトの説明によれば、企業誘致より人材誘致を重視しビジコンを行っているということです。またビジネスプランコンテストとはいえ、プレゼンで受賞者が決まるだけでなく、サポートや支援体制がしっかりと整っていて、いわば定住移住(受賞後1年間は市内で活動するのが条件)を起業を機にしてもらい、そこから江津という街を好きになってもらうという作戦でしょう。

まちのビジネスプランコンテスト「Go-Con」を運営。やりたいことがある人の“伴走者”となり、まちづくりの“ハブ”となるNPO法人「てごねっと石見」。で、ビジコンを運営するNPOてごねっと石見は、ビジコン自体を 「江津でチャレンジしたい」「創業したい」という人たちのお披露目の場であり、つながりづくりの場」(同サイトより引用) とあります。こんな起業者=人材=移住定住者が来てこんなことをやるよというお披露目の場ということなんですね。そしてそこが場作りの起点となり広がっていくイメージが湧いてきます。

過去の事業プラン

過去20以上のプランが実施されているということで、過去の受賞者では、2010年からの受賞者とその事業概要が分かります。詳細は省きますが、事業者Webサイトとしてリンクが張られているものだけピックアップしてみました。

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

2015年

2016年

2017年はまだリンクがないのですが受賞者情報等は既にありました。ざっと過去の事業を見ると、地域資源を活かした食材、カフェや食堂または美容にデザインとかなり幅が広くとくにこれというジャンルはなさそうです。そこはビジネスプランの本気度次第なのでしょう。

全事業者ではないですが、チャレンジしているインタビュー集ということで、上の事業者のいくつかはこちらの「創造の実践者」特別インタビューがあがっています。若い人の柔軟なアイデアで、街が面白くなっていく感じがうまく出ているように感じました。

企業誘致もちゃんとやっていた

上のサイト説明では、企業誘致よりというところだったので企業誘致をなくしたわけでなく、移住・定住施策の好事例集(第1弾)平成29年12月内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局によれば、地震の少なさや豊富な工業用水というところをアピールし、バイオマス発電所やコールセンターの誘致に成功しているようです。抜かりがないですね。

空き家絡みでは、平成18年から空き家活用を開始し、UIJターン者を10年間で318人確保(これらの人の多くが空き家を利活用していると考えられる)というところで、こちらも一定の成果を挙げているといえます。

おわりに

今回の島根県江津市の事例は面白いわけですが、一方でビジネスプランコンテストをやれば人が来るというほど甘いわけではないでしょう。自治体のビジネスプランコンテストにおける賞金としては破格で大賞が100万円となっていて気合いが違っています。多くは10万から30万円程度のような気もします。

もちろんビジネスプランコンテストの賞金額だけで決まるわけではありませんが、ミラサポのビジネスプランコンテスト情報などで自治体主催のコンテストをみて他の自治体と比較しても面白いかなと思います。

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4.所有権の異動(売買および相続)(P.8-9)

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