うるるの新サービス「空き家手帳」をどう使ったらいいかの活用アイデア

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うるるが運営している空き家手帳Webが面白そうです。

このサービスについて空き家所有者がどう利用すべきかを少し考えてみました。

空き家手帳

空き家手帳とは?

空き家手帳という空き家に関する質問サイト、空き家情報便利サイトです。うるるという会社が運営しています。

うるるの強みはクラウドワーカーなどの多数の主婦等のワーカーがいることです。またデータを収集してまとめるというプログラム的なことも得意な会社だと思います。入札情報検索サービスからBPOサービスまで幅広いですね。

 

特徴は?

空き家所有者から見ると使えそうなのは、「空き家相談ボード」「空き家の基礎知識」「事業者を探す」という3つのコンテンツになりそうです。

空き家の基礎知識とかはどうでもいいという人は、相談ボードが使えそうですね。事業者を探す人がここで探すかはおいておいて、ただ空き家サービスのサイトに載せていることは専門性もありそうという「認知」になりやすいですね。

利用は全て無料です。事業者側からお金を取る形ですね。事業者はビジネス会員なら月額5000円、個人会員なら月額500円です。

 

相談ボードの使い勝手

このサイトに限らず、インターネット上の相談サイトがどうなるかは気になるものです。解決するのか、それとも実際の行動に移せるのかなどですが相談ボードは投稿はあるものの、回答、つまりプロからの回答があまりついてない印象ですね。今後認知が増えると改善されていくと思います。

利用者からすると回答があるかないか分からないのを待つのは大変ですね。そこが無料のデメリットかもしれません。もちろん相談前の相談ということの価値はあるわけですが。

 

マッチング、ビジネスの可能性

利用者から見ると良い相談者や事業者が見つかるかですが、相談の回答から結びつけるのはグッドだと思います。ただ一方で相談に無料でのってもらった以上何にお金を出すか。そういう意味で士業のような専門家は書類作成や調査手数料という名義になりそうです。

それよりも、リフォームや建築、目に見えるものを売る会社の方がビジネスにはつなぎやすいかなと思います。なぜなら、相談無料で入った場合、多くの相談がある程度無料で解決されてしまわないと価値を感じづらく、価値を感じた瞬間=相談をさらに高めて行うことは稀だからです。

本サイトの趣旨とはそれますが、うるるは空き家活用管理ポータルで空き家の情報を売買するということをしています。またマネタイズが違うということですね。

 

他サービスとの違い

特徴と重なってきますが、一般的な相談サイトと何が違うかを考えてみましょう。

不動産売買や不動産賃貸業の会社サービスとの違い

例えば不動産売買会社などが「空き家相談サービス」とつけた問い合わせ受付サイトをつくるのは簡単です。ただそれは単に「お問い合わせ」ページへの誘導を一つ増やしただけであって、サービスではありません。もちろん空き家相談というものを皮切りにして顧客となってもらい自社商品やサービスを使って貰おうということに他なりません。

Yahoo知恵袋等の一般相談サービスとの違い

専門性が異なりそうです。Yahoo知恵袋にプロがいるかは分かりませんが、多くは生活の課題の相談でありお悩み相談です。例えば専門的なプログラミングについて知りたいのであれば、Yahoo知恵袋ではない他の相談サービスがあるのでそちらを使った方が良いわけです。同じインターネットとはいえ全く異なるのが面白いですね。

空き家についてプロの専門家、事業者がいるので彼らの回答しかないので素人が答えているわけではありません。事業者はそれらを生業としているので下手な回答や適当な回答はしづらいわけです。評価や今後の相談に関わってくるからですね。

自治体行政との違い

自治体は空き家相談窓口があったりするとは思いますが、具体的なアドバイスができるかどうかは担当者のレベルとその自治体の制度によって異なりそうです。また担当者のレベルとはその担当者のアイデアや発想力や行動力も含まれます。相談したいことがある程度明確になっていないと使えないでしょうし、またそれを自治体に言われても困るというケースもあるからです。難しいですね。

専門家ではないこともありますし、自治体は自治体の強みとしての制度まわりや社会的な課題に対して相談するといいかもしれません。

 

以上が主な違いでしょうか。おそらくビジネス的にある程度の見込み客がいてかつ一定数が相談があり、かつそこから当然事業者側の利益となる受注とならないのであれば事業者も使いません。ヤフーとソニー不動産が行っているおうちダイレクトが結構苦戦しているという話を思い出しましたが、こういう苦戦はそこまではないと思っています。参考記事 話題沸騰も成約「ゼロ」、ヤフーの不動産フリマ 

 

空き家手帳の活用法は?

ここからが本題です。活用方法を考えてみました。

セカンドオピニオンとして使う

空き家手帳で相談は出来るのでそういう相談出来る場があるならまずは使ってみるのがグッドだと思います。それで反応があるないはまた別の話です。

理想ですが、近しいところにある程度相談できるプロがいたり、仲間がいること。そしてかつネットや新聞等で情報を得つつ、それらを自分の頭で検証していく。そしてインターネット上でもなんでもいいのでセカンド、サードオピニオンという信頼できそうな視点が違う人を何人も確保していくこと。それらの一つとして空き家手帳も使っていけばいいと思います。ぜひ依頼したいと思えば依頼すればいいわけですから。

よって、相談はしたいけどお金を払うのは嫌というユーザーが多いと事業者も増えないでしょうし、良いお客さんが多ければ事業者も増え潤います。うるる自体は定額の料金で運営されるわけですが、事業者の満足もなければ継続は難しくなります。

 

他の人の悩みをヒントに考える

相談ボードをみれば他の人も同じようなことで悩んでいることが分かります。またはそういう視点の悩みはないとか、全然違う状況であるということも何か自分の状況を振り返るきっかけになるかもしれません。

 

空き家の基礎知識から学ぶ

基本的なことかもしれませんが、ここに書いてあることは学習となりそうです。全コンテンツが出来たりさらにコンテンツは増えていくとは思います。ただ空き家の基礎知識は調べればいくらでも検索できますし、そのためだけに使うかというとそれはなさそうですね。

 

空き家手帳フリーペーパーを読む

サイトが出来る前にこの空き家手帳フリーペーパーが配布されたようです。よくまとまっているので見ておいて損はなさそうです。この資料を使って、空き家所有者同士で勉強会をしたり、考えを整理するのも良さそうですね。

 

専門家の視点を学ぶ

例えば税理士さんでも、空き家の税法に詳しい税理士さんであれば嬉しいわけですが、世の中の税理士さんが全て空き家に詳しいわけではありません。歯科医でも虫歯治療か矯正が得意かでは全く違いますよね。

そこで、相談ボードの回答や空き家フリーペーパーのインタビューや基礎知識に出てきそうなプロの話から、どういう視点で仕事をしているか、ものをみているか、そして空き家に関わっているかはよく見たほうがいいと思います。

これは遠回りではありません。専門家はあくまであなたの分身ではないわけで、どういうことを解決したいかしてもらいたいかが明確でないと使い切れないことが多いです。専門家でなくてもそうですよね。それらのプロの使い方、活用方法を獲得すれば空き家活用以外でもどんどん使えそうです。

逆に言えば全部を網羅的に把握していて適切なアドバイスをしてくれるのは、空き家コンサルのような相談業をたくさんこなしている人といえそうです。例えば解体業者の方が相談を受けるからといって、仕事としては解体をするお客さんがメインになるわけです。活用相談を受けることは少ないといっていいでしょう(例外はあるかもしれませんが)。そういう場合は、相談回数や経験が多い人に聞いたほうが賢明といえそうです。相手の前提条件や環境や仕事状態や業界の常識なども踏まえられると視点もたくさん身につくため、考える選択肢が増えそうです。

 

事業者を探す

そこまで使わないかもしれませんが、空き家について相談したいが適切な事業者がいないかを検討する上では見積比較サイトなどはあまり見たことがないので使えるかもしれません。

ただし、リフォーム、解体など特定分野においては比較見積サイトがあると思いますのでそういったサイトで見積もっていくほうが良いかなと思います。

 

おわりに

今回はうるるの空き家手帳サービスについて考えてみました。こういったサービスが今後多数出てくると面白そうですが、使える所はうまく使って活用や対策などに活かせていけるといいですね。

 

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