ぽっくり物件というエッジが効いたサービスを調べてみた

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賃貸物件の仲介サービスは大手サービスだけではありません。今回はポックリ物件というエッジが効いたサービスを見てみます。

ポックリ物件とは

名前のインパクトが強いですが、「ぽっくり」逝くというように、老衰のような自然死が想起されます。

サイトには、「前入居者が居室内で自然死した賃貸物件」(同サイトより引用)と書かれています。

事故死等であろう自殺や他殺という場合は除くので、いわゆる事故物件ではありません。サイトにも「ぽっくりしてないので扱ってない」とあります。

サービスが生まれた背景

同サイトのきっかけの項目にかかれていますが、自然死の場合はどう対応するか。つまり不動産会社は対応が様々だったようです。自然死=事故物件とするとか、病死は告知してないとか、とくに決まっているわけではないということです。

一方で人の死自体はわりと身近にあるわけです。葬儀場もありますし、葬式や葬儀は身近ですし、家がたまたま賃貸物件でそこで亡くなったのが非日常というのもなんだかなと私も感じました。つまり、自然な生き方であり死に方であるということですね。

そんな物件をぽっくり物件と名付けてポジティブに扱うというのは非常にユニークだと感じました。

情報提供も丁寧に行われている模様

これらを公開すると、理解なき人に拡散されてしまいそうです。そういうところもあるのでしょう、基本的に同意があった人のみに紹介をされているようです。メルマガで情報を提供するものの、詳細情報は守秘義務契約同意者のみとなります。

こうすれば勝手に情報が出ることはないということですね。

株式会社R65が運営

R65を知っている方もいるかもしれませんが、R65不動産ということで、65歳からのお部屋探しをサポートするサイトがあります。そこを運営している会社です。そのR65がぽっくり物件を運営しています。

これはどういうことかというと、おそらく65歳以上向けの賃貸物件などお部屋探しというのは入居拒否をする大家もあるためでそこをサポートしていくわけですね。

同時に高齢でかつ賃貸物件入居者ならぽっくり逝く可能性もあります。そういうニーズがあったり、それを検討する意味でぽっくり物件サービスをやられているのかなと想像しました。あくまで予想に過ぎません。

ニッチなサービスは裏には必ず本業あり

R65自体がニッチかもしれませんが、ぽっくり物件と比べれば見立てではR65がメインであり、ぽっくりはサブです。一方で社会のニーズや変化から、今後こういった65歳以上の賃貸物件探しも「困難」でなくなるかもしれません。

そもそも賃貸物件は都心部に多く、人口密集するという都市では合理的な建物だからですね。同時に人口減少や所得減少からマイホームを持ち、老後はゆったり年金生活でというプランはかなり限定的な層に限られると考えています。

今はニッチ向けかもしれないR65のようなサービスが今後はメジャーになるかもしれません。ぽっくり物件のようなエッジが効いたサービスも、一つの提言というか主張であり、多様性など価値観が色々あるというところでは受け入れられていく方向にあると私は考えています。

おもしろおかしくやっているというよりも、こんなサービスあったらどうかというアイデアが、日々の仕事や体験や経験から裏付けされている、むしろ日々の積み重ねの上でできているのではないかと感じました。

空き家のアイデアも、ビジネス的視点も、リノベーションや投資なども全て一緒とは言えないかもしれませんが、すぐに何か結果を出せるとか、学んだものがすぐに見える形になるということは「まず」ないのではないかと強く感じました。逆にすぐ結果が出るものは、すぐ廃れるかもしれません。

空き家のサービスの参考になれば幸いです。

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