公的不動産情報が全国版空き家バンクに追加されたので確認してみた

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LIFULLの空き家バンクに公的不動産情報コンテンツが追加されたようです。早速どういうものがあるかチェックしてみました。全国版空き家バンクに公的不動産情報追加

LIFULL空き家バンクの公的不動産情報を見る

LIFULL空き家バンクサイトを見ると、「公的不動産を探す」というコンテンツができていました。

中を見てみると、公的不動産の説明があります。公益的なもので国や自治体が保有しているもののことですね。

国交省の公式なお知らせはこちらとなります。

公的不動産(PRE)の情報公開サイト開設のお知らせ
~「全国版空き家・空き地バンク」の一部機能拡充~

うまく廃校なり職員宿舎なり使えるといいわけですが、なかなかというところかもしれません。

現状は1件のみ

記事執筆時で、兵庫県高砂市の空き地一件のみでした。これから増えていくといいですね。

あと気になったのは、自治体が所有するものなので、この土地も一般競争入札になると書かれています。細かい説明や条件は自治体サイトにある、市有土地を売却します(末広町土地・中筋5丁目土地・米田町米田新土地)にあります。

公的不動産がこういったマッチングに向いているかは正直分かりません。今後情報を自治体がどう上げてくるかというところでしょうか。

アットホーム版も同様にPREコンテンツが

2者に委託しているということで、アットホーム版の空き家バンクでも同様のコンテンツがあります。このあたり非常に非効率な印象ですが、今後どうなるかでしょう。

アットホーム版全国空き家バンク公的不動産(PRE)情報では、5件でした。

以前に行っていたポータルとの違いなど課題もありそう

2016年にも同様のPREポータルサイトを国交省は作成したようです。ただすでにリンクは存在しませんでした。こういったマッチングはわかりやすいアイデアですが、実際に運用や結果を出すとなると、「マッチングできるよ」だけではうまくいかないのでしょう。公的不動産ポータルサイトは、地方公共団体・民間事業者・周辺住民の「三方良し」を目指せるか?

少し考えるだけでも1件あたりの成約のためにどう動くかなど課題が多数あり、なかなかサクッとできるものではないかなという印象です。

そのあたりが改善されるということは今回もないはずで、例えば基本的にそれらを民間事業者のLIFULLやアットホームに期待されていると言えます。簡単ではないものの、掲載数を増やしてマッチングするサポートをしていくのでしょう。

その他民間サービスなど

公的不動産スクエア

民間企業がやっている公的不動産スクエアというサービスがあります。掲載件数は40件ほどで募集開始時期が古いものもあり、稼働しているかどうかは不明です。

ただし掲載しているのは自治体所有物の公的不動産ということで基本的にLIFULLの掲載物と同様の性質と言えそうです。

公共R不動産

公共R不動産は、物件をユニークな視点で紹介するR不動産が手がける、公共不動産版です。

全物件は114件で、執筆時点で18件の募集件数がありました。結構ありますね。

民間サイトに比べて空き家バンクサイトのほうが情報の集約は自治体から一気に集められるわけです。一方で民間が公共不動産を扱うことでビジネス化は難しそうです。そのあたりは行政とのパイプづくりや情報コンテンツづくりなどいろいろな意図があるかもしれません。

おわりに

結論的にはこれからというところですね。

民間の問題でなく行政自治体の不動産の活用もまた簡単ではない気がします。多くのアイデアと実践が求められそうです。

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