空き家の火災保険加入は厳しいか

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空き家の状態によって火災保険の種別は変わるということで、空き家に火災保険はつけられるかどうかはわりと複雑な記事になっていました。今回は知識をアップデートしつつ再確認してみます。

空き家の状態をまず認知する

そもそも火災保険がつけられるか?という問いかけをタイトルにしているのが良くないかもしれません。とはいえそういう問いかけをされる方がいるのかなとも思ってつけたタイトルです。

そもそも保険とは、万一のことに対して備える仕組みです。多くはその事件や事故が確率的に低いからこそ出来るわけですね。

だからこそ、空き家に限って言えばその状態によって保険が変わるというのは理解できるはずです。空き家=住宅であるというのは所有者側の意見ですが、保険会社からすれば空き家=リスクがある物件かもしれないわけですね。そこまで考えれば状態によって異なることは理解できると思います。

空き家サポート愛媛の記事は分かりやすいです。空き家自体が住む予定がないなら一般物件=店舗や事務所として事業用の扱いになるといっていいでしょう。(実際については各種専門家や保険会社に相談してみてください)

例えば道民共済の火災保険ですが、空き家は加入対象外となっていて、空き家の状態定義はないですが、明記されているところもあるのですね。

どうすればいいかの判断の参考に

保険会社の判断等が入るのでこれがそのまま使えるとは思いませんが、あくまでご参考程度に。

普通に住める状態、一時的に空いている空き家→住宅物件→個人用火災保険+個人賠償保険

危険な空き家、住む予定がない空き家→一般物件→店舗向け火災保険+施設賠償責任保険

ということになります。住宅物件よりも、一般物件がリスクが高いというところで保険金額が高くなるというところです。

多くの方、私もですが、空き家という建物に対して保険をかけられるかどうかの判断は保険会社がするわけですから、自身の空き家が保険が入れるかは相談してもらうのが一番早いでしょう。

長崎住宅総合株式会社のスタッフブログ【火災保険】空き家に必要?も端的にまとまっていて分かりやすいです。留意点に建物が廃屋等は加入出来ない場合ありというのもありますね。

保険に加入出来ないときはどうするか?

ここからは想像力や思考力の話になります。また該当する話を知っているわけではないので、これらはぜひ専門家を探してみて聞いてみてください。

そもそも例えば空き家で火災保険等に加入できればこの問題は出てきません。そうでない場合などを想定してみます。

この場合は建物状態が管理されてない、廃屋に近いため保険会社がリスクが高く扱えないという判断なのでしょう。

そうすると選択肢としては、あくまで想像ですが、

  1. 管理状態を上げる。自主管理、委託管理等を考える。まずは出来るところからやってみる。
  2. 解体や売却など現状の建物活用をあきらめる。解体費用の見積もりや売却(建物あり、建物なし=土地のみ)などを考える

という2点になりそうです。1はそもそも管理できてなかった場合が多いのでいきなり出来ることはなさそうです。となると、現実的には2となり、解体したり、廃屋でもいいので受け取ってくれる人を探すしかありません。

解体はお金はかかりますが、現実的でしょう。ただ解体費用から土地にかかる固定資産税が上がるかもしれないなどの考慮は必要です。

廃屋を受け取ってくれる人はあまり考えにくいですが、建築を勉強したい学生やリノベーションをしたい、解体や工事スキルがある人などがいれば話は別です。これらはお金を極力かけないやり方ですが、そういう人やプロジェクトを探したり人を目利きする必要性もあるので、「空き家」管理が面倒でかつすぐに手放したいという人には厳しい選択肢となるかもしれません。

ベターな選択肢は、誰かに手伝ってもらったり、相談してもらいながら最適な選択肢を探すことかもしれないです。一人で考えるとわりとしんどいところでしょう。

空き家=廃屋=価値なしと考える人もいれば、自由に色々出来る場ということで価値を見出す人もいます。こういう視点はわりとアイデア勝負であったり、見方を変えるパズルのようなものなので、本当にどうにもならないことはあれど、まずは考えてみるというところになりそうです。

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