空き家ゲートウェイは他と何が違うかを考えてみた

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100均物件などが紹介する空き家ゲートウェイというサイトがオープンしました。空き家マッチングサイトはたくさんある中でどういった点が異なりそうかサイトを見て考えてみました。

100均という見せ方

いえいちばなどは特段価格設定はなく、マイナス価格(買主がお金をもらえる)ものから数百万まで値付けが様々なはずです。貰える意図は処分費ということでしょう。

実際にマッチングという意味では大きな違いはないものの「100均」(100円か100万円の模様、サイトの説明にあり)という見せ方がユニークです。

逆に100円か100万円の物件しか掲載されないということで、他サイトとの差別化は出来るかもしれません。

例えば100円ショップというのは、価格帯が全て同じで(今は異なったりしていますが)そういう視点が斬新でデフレの鏡みたいな印象でした。物件自体、不動産自体の価値がなくなってきて余ってくるとこういった値付けも可能となりそうです。一方で安かろう悪かろうでなく、「100円」だけど価値があるとか、「100万円」以上の価値を感じられることがポイントになりそうです。

物件査定

空き家の所在住所を入れると掲載結果が出ます。データベース等はもちろんわかりませんが、都会よりも資産価値が低いであろう田舎や別荘等が候補という気がします。

査定とは「物件価値」というよりも、「空き家ゲートウェイ」で掲載出来るかというところです。なお掲載できないとなると、カリアゲJAPANへという流れになっていました。あくまで100均物件の可能性があるところを掲載したいということでしょう。

こういう誘導も面白いですね。

その他コンテンツ

コラムは既にいくつか上がっています。他で面白そうなものは空き家オーナー紹介ですが、これからのようです。

空き家物件がどれだけ集まってくるか、買いたい人は多いと思うのでうまくマッチングするか注目していきたいですね。

空き家マッチングサイトは今後どうなるか

ニーズがあるということで、サービスが成立して継続するものがある一方で、うまくいかないものも出てきそうです。なんでもそうですね。

とはいえ、不動産という性質上適当に誰かに任せてどうにかなるという類のものでは「まだ」ないかと思います。もちろん所有する価値が高いかどうかだけでは決められず、その不動産自体に価値を認める人が多いなら価値に、なければ低くなるだけの話です。

例えば、一般社団法人ノオトのマッチングの仕方では、2016年の記事としてはやや古いですが、情報を得て人伝えで行っているという感じです。空き家と人のマッチングはどうしてるの?一般社団法人ノオト vol.11

アナログなやり方が常に良いとは思わないですが、とはいえどういう人がどのように使うかは非常に大事であって、そこが明確でないとやはり厳しいといえそうです。

つまり、直接マッチングでは相手をどういう人か見極めるコストが何かしらかかります。メールなのか電話なのか直接話すなのか。一方仲介者がアナログに情報を得て「こういう人がいるけど」みたいな話は精度が高くなるため、適切なマッチングが期待できます。

コストを「情報ありき」→「その人の見極め」とするのか、「情報は少ない」→「仲介者の動き」でカバーするのか、結局コストはかかるわけですが、どこに重きを置くのかという話になりそうです。

例えばメルカリは手軽に物販出来るということでスタンダードになりました。そういったシステムが使いやすいとか簡単というのも価値でそれだから「使う」人も多いでしょう。不用品を売るとはいえ、そのものが不動産かそうでないか。こればかりは社会的な価値というか人の感覚によりけりです。タイミングはありそうです。今ならいけるけど、昔ならだめだったとか、今はだめだが少し先ならいけるなどです。

そういう意味ではシステマチックな空き家マッチングは一定数あり特徴をもったものがうまく継続されていくはずです。それ以外としてはアナログや紹介など水面下で話が進んでいくのかなと感じます。大きなボトルネックというかスピードが出ないのは、やはり不動産とそのオーナーと、買いたい人や借りたい人のマッチングで取引コストがかかることでしょう。

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