100円不動産プロジェクトについて調べてみた

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100円不動産プロジェクトというものを見つけました。簡単にいえば、アナログな空き家マッチングサービスです。それについてみていきましょう。

100円不動産プロジェクトとは

NPO法人空き家管理サービスあじさいが運営しているサービスです。

サイトがやや見づらいですが、100円不動産プロジェクトにて説明があります。

今までストーリー10から現在19まであるので約10程度の空き家が紹介され、マッチングされたことが推測されます(過去記事にリンクはありますが、パスワード等で公開されてないようです)

空き家の有効利用ということで、不動産業者がまずやらないであろう物件を対象としています。

特徴

特徴として以下になりそうです。

1.ただでもいいから譲りたいような物件を紹介する

100円という金額の意味はほとんどなく、1円でもなくただでもいいというところでしょう。実際に手持ちの空き家がボロボロの場合、多くの人は要らないと断るでしょう。

不動産会社が業として営むのは無理であることから、その市場に出なくて困った物件を紹介していくというのが本プロジェクトでしょう。

それによってオーナーが喜び、社会に役立つことがゴールと考えられます。

2.取材をして情報を掲載する

交通費程度は当然必要ですが、取材をして掲載します。

どこかに委託とかオーナー任せということでなく、NPO側が責任をもって活動趣旨に賛同したオーナーに対して取材していくということでしょう。

3.直接取引をすること

空き家オーナーと希望者が直接取り引きをする形となります。要するに仲介業務はしないということでしょう。

4.購入後のサポートをすることも

これは空き家管理であったり、改修や再生スキルがあるのでそれらを一緒に考えるということでしょう。必ずやるというわけではないので、まずは相談してということだと思います。

ここで分かるのは紹介して終わりでは全くプロジェクトとしては面白くないので、空き家を一緒に活用していこうという仲間に近い、そういう立ち位置のオーナーでないとまず合わないと思います。

例えば「金は出す、任せた」みたいな人はだめでしょうね。

5.価格付けは運営側で行う

持ち主が申告した価格でも、不動産会社が買いたい価格でもないということで、運営側で取材に基づいて決めるようです。

6.全国が対象であること

空き家バンクと違うという説明がありますが、持ち主が所在の自治体にいなくても買えるということがポイントでしょう。

現状、募集中の空き家はないようですが、あれば募集情報が載るという形ですね。サイトにもありますが情報がほしいかたは問い合わせフォームから連絡すると良いようです。

100円不動産プロジェクトの面白さ

扱うものが不動産であり空き家ということですが、一方で民間の知恵、NPOの知恵をうまく生かしている気がしました。

宅建業法違反かどうかを疑う人もいるようですが、空き家マッチングサービスと宅建業との関わりを調べてみたで書いたようにまず問題がないでしょう。民間版の空き家バンクというのが適切な理解でしょう。

面白いと感じたのは、空き家管理サービスのノウハウやスキルを生かしていること。空き家再生の勉強会等でリフォームのスキルを高めていることなどが、うまくプロジェクト化されている点です。

もちろん、たくさんの件数というのも難しいでしょうから、それらを丁寧に扱っている印象を受けました。

今後どうなっていくかが楽しみですね。

おわりに

今回調べていてとくに気になったのは、贈与税のくだりです。物件価格があまりに低いと贈与扱いとなり、税金がかかってくるのではないかという話ですね。

これは全く盲点だったので今度改めて調べてみたいと思います。

また、不動産業者がやりたがらないというのも確認ができるものでした。実際そうなのでしょう。これらの課題が明確だからこそできることが何かないかを考えていきたいと思います。

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