愛知県空き家・空き地バンクを調べてみた

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愛知県空き家・空き地バンクポータルサイトがオープンしていたので調べてみました。

愛知県空き家・空き地バンクとは

愛知県空き家・空き地バンクポータルサイトは、愛知宅建サポート株式会社が運営するポータルサイトのことです。スタートは、2017年11月30日となっています。この会社は愛知県宅建協会の業務支援を目的としているようです。もともとは愛知県宅建事業協同組合の会員業務支援事業を引き継ぐ形で誕生したようです。細かい説明は私たちについてに書かれています。

そのような前提があるので、基本的に、宅建協会会員(不動産会社)向けの業務支援的なものと考えて良いでしょう。

自治体登録数は15

そもそも全国版空き家バンクがある中で、自治体空き家バンクが本サービスに登録する意義があるのかという点で比較してみました。

LIFULL版 愛知県自治体数 13

アットホーム版 愛知県自治体数 8

愛知県宅建サポート 提携自治体数 15(ページ準備中を含む)

という登録自治体数となっています。

全てに登録があるのは南知多町のみ

全てに登録があるのは南知多町です。ただ、愛知県空き家・空き地バンクでは、自治体空き家バンクのリンクがあるのみでした。提携しているけれど、コンテンツは自主でやるということなのでしょう。

愛知県空き家・空き地バンクとダブるのは碧南市のみ

碧南市は、LIFULL版と愛知県空き家・空き地バンクにありました。アットホーム版はありません。ただページ準備中となっています。

LIFULL版とアットホーム版のダブリ

豊川市、蒲郡市、犬山市、豊明市、日進市、田原市、南知多町、美浜町の8自治体が重なっています。

愛知県空き家・空き地バンクのみにある自治体

名古屋市、岡崎市、新城市、東海市、岩倉市、一宮市、清須市、大府市、津島市、江南市、尾張旭市、幸田町、東郷町の13自治体は愛知県空き家・空き地バンクのみにありました。

つまり、ほとんど愛知県空き家・空き地バンクと全国版空き家バンク(LIFULLとアットホーム)で重複がないということです(南知多町、碧南市以外)。そういう意味では、既存の全国版空き家バンクに登録してない自治体が空き家バンクをやろうとしている、または愛知県宅建サポートの協力でやろうとしているということが分かります。

各空き家バンクはakiyabk.comドメインで提供

新城市空き家バンクを見てもらうと、同ドメインの中で展開されています。トップ画面に見える物件数から11件あるといえそうです。

このように愛知県空き家・空き地バンク内で空き家バンク検索システムが使えるのは、新城市、東海市、一宮市、大府市、尾張旭市の5自治体です。

東海市は登録数は1件、一宮市は0件、大府市は0件、尾張旭市は0件となっていて、新城市以外はこれからというところでしょうか。

他のページ準備中自治体で、名古屋市があるのが意外でした。

自治体空き家バンクでない物件登録数は約100件

先程はあくまで提携自治体ですが、例えば戸建て検索で豊山町の物件があったりします。空き家の定義によってしまうのですが、会員企業が取り扱っている物件もどういう基準か分かりませんが掲載されているといえます。直観では相当の期間、買い手や貸し手がつかなかったものだと考えられます。

つまり、自治体空き家バンク掲載物件のみがあるわけではないということですね。ただこれは感覚的に普通の物件ポータルサイトと変わらないという感じがします。

購入検索で、戸建数24件、マンション2件、土地42件、その他1件で約70件ほど。賃貸検索で、戸建6件、マンション5件、土地4件、その他10件で、約25件。

よって、約95件の物件が登録されていました。

空き家マイスターという登録認定もある

資格っぽいですが、認定という愛知県宅建協会が独自認定するものです。会員企業約5,700社の中でもとくに空き家サポートに関心がある企業向けとなりそうです。

空き家マイスターになることで、物件成約手数料が還元されたり、空き家マイスターリストとして物件相談者に提示したりと優遇されることになります。

空き家マイスターは約117人

会社の中で複数人がいるなどのケースがあるかもしれませんが、ぱっと見る限り一社一人の空き家マイスターのコメントが掲載されています。

おわりに

全国宅地建物取引業協会連合会に他県の空き家マイスターや空き家サポート的なことがあるかと思いましたが、調べる限り、空き家管理マニュアル(先駆的モデル事業)などはありますが、今回の愛知県空き家バンクのような取組は見られませんでした。

今回の気付きとしては、全国版空き家バンクとして既にあるものとは重なっていないことで、宅建という切り口で空き家の活性化につながる点もあるのかなというところです。

一方で空き家マイスターを取得した企業が旨味がある(実際には仲介価格が低くなるためやりたくないのをどこまで払拭できるか、現実は厳しそう)ことでモチベーションにどこまでつながるかがここでも大事だと言えそうです。

また現状の登録件数が適正な件数かが分からず、現時点では空き家バンク未設置自治体の物件仲介をするという点が価値となります。その価値とは結果的に仲介成約ができるかどうかということになるので、その点が注目となりそうです。

また機会をみて調べてみたいと思います。

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