全国の民泊届け出件数を調べてみた

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民泊3カ月、福井の届け出7件のみという記事を見て、民泊届け出件数自体はどこで調べられるかが気になったので調べてみました。結論的には観光庁が出しているデータが答えとなり、それらを調べてみました。

全国の民泊届け出件数

全国の民泊件数を調べたい人は結構いるのではないかと思います。観光庁のデータが正しいと言えそうです。

民泊制度ポータルサイトは観光庁や国交省や厚生労働省が運営するサイトです。非常に分かりづらいですが、各自治体の窓口案内(条例等の状況等)に、自治体の条例制定・届出の状況の見出しがあり、各自治体ごとの住宅宿泊事業の届出の提出・受理の状況となっているPDFが最新データとなります。

2018年9月19日時点では、8/31時点のデータが最新でした。住宅宿泊事業法に基づく届出及び登録の状況一覧 平成30年8月31日時点によれば、上の新聞記事と同様で、全国の民泊(住宅宿泊事業の届出件数)は、8,272あるといえます。

なお、これらは6/15で法律制定後の累計であって、月単位のデータはなさそうです。知りたい場合は自分でデータを保存してのがベターです。

届出件数が多い都道府県

資料を見れば分かりますが、北海道293、千葉県202、東京都120、神奈川103、静岡県104、福岡県431、沖縄430となっていて、福岡と沖縄が多いエリアとなりそうです。東京都は特別区で3,020あるので都内と23区は別なので注意です。また愛知県は51と少ないですが、名古屋市では177あります。

届出件数が多い市

札幌1027、名古屋177、京都168、大阪市627となっていて、札幌も多いですが、大阪市も非常に多いですね。

届出数が少ない都道府県

冒頭の記事では福井が少ないということでしたが、秋田5、山形7、石川6、福井7、兵庫7、鳥取5と一桁のグループがまとまっています。意外なのは兵庫ですね。なぜ少ないのかが気になりました。

Airstairの速報記事で把握する

民泊届出8,200件突破 東京は全体の4割 推計では年内約1万4千件へという記事で、まとめられていました。

記事で指摘がありますが、同法施行前は約56,000あった民泊が、今は受理件数で7,028ということから、8分の1、つまり約12%まで減った、もっといえば1割程度まで減ったといっていいでしょう。ただグレーであったからやっていたという人も多いはずで、56,000程度まで伸びるかは不明です。

推移も参考になりますね。

特区民泊の件数

特区民泊とは、国家戦略特別区域法に基づく旅館業法の特例となり、規制が緩和された地域といえます。内閣府の国家戦略特区のページで現状をまとめた資料がありました。

国家戦略特区 特区民泊について(平成30年8月29日更新)(PDF形式:1,248KB)によれば、新潟市、千葉市、東京都大田区、大阪市、八尾市、大阪府(34市町村)、北九州市などの7自治体が認定されているようです。

大阪市は平成30年7月31日時点で、認定1,015施設2,986居室となっていてかなりの数です。上の住宅宿泊事業の届出数の資料では、大阪市は627でしたからおそらく住宅宿泊事業届出の民泊ととっく民泊の認定とは別なのでしょう。東京都大田区は認定56施設397居室ありますが、他の自治体は一桁レベルでしかないので、ほぼ大阪市が特区民泊を活用している現状といっていいかもしれません。

そういう意味で、多くの自治体では特区民泊はない、大阪市は例外的と考えておきます。

愛知県の民泊件数

例えば愛知県の民泊件数はいくらかは、最新データは愛知県サイトを見ると載っています。各自治体のデータが欲しければ自治体サイトを見るというのが正しそうです。

民泊(住宅宿泊事業)についてでは、届出住宅一覧という見出しで、住宅一覧があります。名古屋市は除外で、8/10時点で、42件の登録がありました。

興味深いことに、6/15開始時点では24件ですから、2ヶ月で18件程度、つまり1ヶ月で9件というペースです。

名古屋市の民泊件数

すでに上のデータで、名古屋市は177件とわかっています。

住宅宿泊事業(民泊) 届出では、住宅宿泊事業法に基づく届出住宅の一覧についてにリンクがあり、こちらで愛知県と同様に届出住宅一覧が出ています。こちらも見てみましょう。

こちらは8/31時点で、159件でした。177件は届出で受理は159件なので一致していますね。ちなみに名古屋市は6/15時点で61件だったので、2ヶ月で100件、1ヶ月で50件程度のペースと考えたいのですが、6/20,21でマンションで多数登録があり(2棟で53件)これらは除外してみると、2ヶ月で45件程度、つまり1ヶ月では20件ちょっとというペースになりそうです。

同様に他の自治体も調べたいのであれば、上の民泊ポータルからリンクがあるので見ていけばいいでしょう。

おわりに

現在の民泊件数は7,000から8,000程度で、特区民泊では大阪市が突出していて1,000施設はあるということが分かりました。

ところで、民泊届出でさらっとかかれている義務に、市長や知事に2ヶ月に1回報告書を出すというのがあります。手間がかかるので個人でやるにはまず面倒でできない気がしました。そういったこまごました事務や管理業務はたくさんあれば煩雑になります。年間180日以内の営業しかできないので利益を出すというのも難しい感じで、だからこそ9割の人はやめてしまったのかなと考えられます。

ただ民泊自体は微増?傾向で今後もふえていくでしょうから、あとはどれくらいで落ち着くかというところでしょう。

民泊届け出件数など調べたい方の参考になれば幸いです。

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