金沢のおくりいえプロジェクトを調べてみた

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以前、空き家の葬式ならぬ空き家自体をきちんと向き合って供養するというコンセプトの企画を紹介しました。

最近このコンセプトで見つけたのは「おくりいえ」という企画、プロジェクトです。今回はこのおくりいえプロジェクトについて調べてみました。

おくりいえとは

解体前、心こめ清掃 「おくりいえ」 購入へつながる事例もで私が知った活動です。

おくりいえは、2009年の活動開始からの記録が写真と共に掲載されています。10年もやられているのはすごいですね。

活動自体は、空き家になったりした家を最後に看取るというコンセプトです。掃除をして、欲しいものがあったら参加者が持ち帰るという活動です。

おくりいえプロジェクトの説明では、「せめて、その町家の最期を彩り、見送りたい」と書かれています。

活動エリアは石川県金沢市を中心のようです。ただ、活動ブログでは全国の情報やイベントがあるようにも見えますので、活動自体が広がっていくと面白そうです。

どこからともなく参加者が集まる

感謝の気持ちを、おくりたい。 参加者5,000人を超える金沢発の家を「おくる」プロジェクト(前編)の取材記事にて、面白い箇所がありました。

今までの参加者は5,000人という数で非常に多いわけです。それらの人たちがどこからともなくやってくると(笑)

現在はホームページ上に開催情報を載せており、嗅ぎつけるアンテナを持った人々がどこからともなく駆けつけるようです。このしなやかな個人の、軽やかなつながりが気持ちのよい場所を生んでいます。そして、そのように一人ひとりが集っているからこそ、活動は続き、家を介して生まれるものが多くあるようです。

感謝の気持ちを、おくりたい。 参加者5,000人を超える金沢発の家を「おくる」プロジェクト(前編)より引用、太字筆者注

良い気持ちを持った人が軽やかに参加し掃除をしたり楽しんで帰っていく、非常に面白そうな場だと感じました。機会があれば私も参加してみようかなとも。

夜の図書館べーるとして復活

上の記事にもありましたが、おくりいえプロジェクトの中で、夜の図書館べーるという形で、図書館活動を改修した空き家でやられています。

おくりいえ活動を通して多くはなくなるものも多いのでしょうが、そこで思い出や話が生まれたりしたり、このように改修して復活して良い形で維持されるのも面白いと感じました。

おくりいえプロジェクト主催者であるやまださんのブログでは、なんとべーる2号店の話も書かれていました。2019年4月末にオープンするようです。あとりいえ。「べーる2号店」

おくりいえプロジェクトを調べてみて

10年前から既に家をおくるという活動があったことに驚きでした。そして企画趣旨から無理せずじわじわと続いているところも素敵だなと感じました。一つのデファクト・スタンダードとして他地域でも展開がもっと広がっていくといいですね。

少し毛色は違うのですが、長野県塩尻にある大門商店街の空き家プロジェクトnanodaも、空き家を掃除して大家さんとコミュニケーションを取っていくという手法があった気がします。こちらのプロジェクトはおくるよりも活用意図やコミュニケーション意図がある気もします。

ただ空いている家に対して人が掃除をしたり関わることで、家と参加者、地域の人、そこでのライブ感のあるコミュニケーションが生まれることが価値なのではないかと感じました。

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