sora:shareというドローン利用マッチングサービスを調べてみた

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今回、sora:share(ソラシェア)というドローン利用者と土地利用者をマッチングするサービスを見つけましたので、ちょっと調べてみました。

ソラシェアとは

ソラシェアは、株式会社トルビズオンが運営するサービスです。トルビズオンはドローン撮影等が本業というところを活かしたサービスと言えそうです。

ソラシェアのサービス

主に2つあり、1つがSマーケットで、ドローン利用者と土地所有者をつなぐものです。今回はこちらを紹介します。

もう1つが、Sロードで、これは空に道をつくるというもので、確かに航路ならぬドローン路が必要な感じはしますね。

Sマーケットの空

Sマーケットは、ドローン飛行として利用出来る土地を「空」と捉え、それらが登録されています。

会社が福岡ということで九州エリアの地点が多い印象です。

執筆時点で最も人気があるのは佐賀県にあるダムでした。ダム利用地の所有者なのでしょうが、ダムの上(つまり水の上)で飛ばすという発想は私にはなかったので意外でした。

他にも竹林、農地など様々な場所が登録されていて見ているだけでも面白そうですね。

収益やマネタイズ等

ドローン利用者が利用料を払います。土地所有者は空を利用した場合に利用料が入ります。

基本的には利用料モデルなのですが、通常登録かUnlimited登録かの2つが選べます。収益についてで書かれているのですが、通常登録であると30分利用で500円の収益となります。なおソラシェア運営側への手数料はサイト上では確認できませんでした。

Unlimited登録は収益振り込みはありません。つまり、土地利用者は無料提供となります。それではボランティアとなるので、sora:share内での広告が出来るようになっています。また、利用者目線でいうと、sora:share Unlimitedに登録すると、Unlimitedと書かれた空を対象に飛ばし放題となります。

飛ばし放題というのは対象の空が予約が取れて、仮に同じUnlimitedメンバーがいたら譲り合い(QA記載あり)です。また、費用は月額3,000円(Standardプラン)でソラコインが4枚(2時間)分付与されるので、これを使って飛ばせるということですね。

このプランの上位にPremiumプランがあるのですが、こちらは9,900円で、業務利用も可であり、Unlimitedの空を「貸切あり」となってるので、Standardより優位に見えます。

シンプルに考えると、30分利用で500円となるので、Unlimitedプランで2,000円分(2時間)利用した場合、1,000円が運営側となるのでしょう。

ちょっと整理してみましょう。

土地利用者

  • ドローン利用用途で利用してもらうことで通常登録なら収益が時間分発生する(30分単位で500円)
  • Unlimitedは広告ができる。期待されるのはドローン撮影など利用者への観光やアピール。収益はない。
  • 寝かせている土地で、ドローンを飛ばしやすいアイデアがあれば登録しても良さそう

利用者

  • ドローンを飛ばす練習や空撮をしたいがなかなか探すのが大変なら見てみる
  • 利用は30分500円で使える(当然ドローンは自前で用意する必要あり)
  • 面白い場所に出会えるかも
  • 観光もしたいなら何かきっかけになりそう

ソラシェア

  • ドローンを飛ばしたい人と余った土地がある人をつなぐことができる
  • 自社のミッションやバリューと合う
  • 収益はUnlimited利用などサブスク契約数がメインか(通常登録では運営の収益にならないと想定)
  • 土地利用者は広告宣伝として使うことで広告が可能になる
  • 先行して市場を着手していくことが今後に活きる

というところですね。

土地オーナー目線で考えると、広告になるという点をどう活かすか

ここでは、土地オーナー目線で考えてみます。

自販機設置できない田舎等には代替になりえるかも

実際に土地オーナー側は通常登録でないとドローンを飛ばしても収益になりません。Unlimited登録をしてPRしていくことが主な使い方なのではないかと捉えました。

例として50時間/月飛ばして5万円とありますが、現状ドローン利用のマーケットがまだないとすると、既存ビジネスで比較するしかなくなります。例えば土地オーナー向けであれば、自販機設置などのようなモデルです(例えば月1,2万円程度は手元にくるものです。フルサービスとして、売上に比例するとはいえです)。

自販機設置ビジネスと比較すると、この場合、山林や土地、広い場所、つまり地方では人がいないので自販機自体のニーズはないんですね。となると、このようなドローン利用はありなのではないかと感じたわけです。

例えば、空を2つ持っていて、1つは通常登録で20時間飛ばしてもらって(一人1時間なら20名ですがこれは結構多い気がしますね)、もう1つはUnlimitedとするなどです。空単位でプランが分けられるかは、詳しくは調べてみて欲しいのですが、おそらくいける気がします。

広告を生かして自社事業のアピールを十分にする

広告って何ができるかですが、主に2つあると思っていて1つは、空ページのPR欄の記入です。

例えば、こちらの佐賀県佐久市の市街地は、SCOLという会社が運営するカフェとなっています。なのでPRはそのカフェでいっぱいどうですかとなりますし、建築会社でもあるので建物撮影という提案も入れているわけです。面白いですよね。

またこちらの埼玉県の春日部市の空は、野口農園という場所です。いちご狩りであったり、PRとしてはピザ焼き体験を推しています。こちらも面白いと感じました。どちらにせよ、ドローン飛行後にせっかくだからという動線になりますよね。

もう1つは、Unlimitedなのでそれらの登録ユーザーが気軽に(おそらく通常登録の空よりはという程度ですが)使うことが期待されるということですね。とはいえ、広告に紐づくかと見れば、そこまで期待しづらいかもしれないですね。

まだ田舎では珍しいということでドローンからイベント化してもらうのもありですよね。これらはアイデア次第となりそうですね。

個人オーナーの通常登録では馬力が弱いか

逆に個人の土地オーナーが通常登録だけですと、管理や手間からそこまでやれるかというところですよね。そう考えるとお店や事業をやっている人が、または複数土地オーナーが1つ試してみる、自社や関連事業に結びつけてPRする(まちづくりや地元貢献などもありですよね)のがベターだと捉えました。

現時点ではそうですが、今後ドローン利用と土地利用が増えてくると全然違う世界になっているかもしれませんね。

万能な方法はなし

このソラシェアに限らずですがこうすると総て良いとい万能なアイデアやサービスはありません。ドローン利用者とのマッチングも、マッチングが全くないならば何も生まれないわけですしね。

逆に空き地を活用して、ドローンを飛ばす営業がうまくできるなら、使ってない土地を活用できるサービスになりそうですが、なかなかそれは簡単ではないでしょう。

ぜひ土地オーナーや空き地活用の一つとして調べてみではどうでしょうか。うまく使っていくことや試すことも大事ですよね。

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