隣の空き家から木が伸びてきて迷惑。どうすればいいか。

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「隣の空き家にある木の枝が伸びてきて迷惑している。どうすればいいか」というご相談をいただきました。本サイトで個別に専門的なアドバイスや有効な提案等をすることはできませんが、参考になりそうな情報を調べてみました。

越境した木を勝手に切ることはNGらしい

正確な回答は専門家(弁護士等)から直接回答をしていただければと思います。

基本的に迷惑な木や枝が自身の土地に越境してきても、勝手に切ると不法行為となり罰せられる可能性があるようです。よって、対処としては、まず木の所有者(空き家所有者、隣の人)に切ってもらうように請求していくことになります。

それで応じなければ訴訟等をおこしていくか、または越境した枝部分を自身で切るということが可能のようです。ただこの場合も、枝の侵害が何かしら正当な事由(根拠がある、適切であるようなこと)がないと認められないようです。

参考記事

役所が頼りにならない場合は署名活動が有効か

実際に役所自体に通報し対処してもらうのは初動としては適切でしょう。しかし、空き家担当者や職員がどこまで動くかは、足元を見ているわけではなく、問題レベルや緊急性によるはずです。

例えば、「10年間放置の空き家。ジャングル化で超迷惑! なのに持ち主は知らん顔で…」(静岡県・30代女性)の相談例では、役所に通報してもなかなか動かない。そこで署名活動をして困っている人たちがこんなにいるということを訴えると、所有者が草木の伐採を業者派遣をして行ったという話です。

民法第233条の竹木の枝の切除及び根の切取り

(竹木の枝の切除及び根の切取り)
第二百三十三条 隣地の竹木の枝が境界線を越えるときは、その竹木の所有者に、その枝を切除させることができる。
2 隣地の竹木の根が境界線を越えるときは、その根を切り取ることができる。

竹木の枝の切除及び根の切取りe-Gov法令検索より引用

面白いのは、枝は所有者に切除させて、根が越境したら根は切り取れるという文言です。この違いがあるからこそ、木の枝か根かで対応が分かれるということなんですね。

竹の場合は地下茎で繁殖するようで、だからこそ根を切ってもいいということが認められているようです。面白いですね。

お隣の木が越境してきて屋根や外壁に被害が出そうな時の対処法は具体的な事例があり詳しいです。民法も併載されており根拠がしっかりとしています。

隣家トラブルを起こしたい人はいないのが現実的か

切ってくれないから訴訟というのは、そこまでしなくてもというある種の迷惑側の優しさとそれに甘んじている所有者という構図が見え隠れします。

お隣さんで知らない仲ではないため、むしろ知っているからこそストレスになると考えたほうが良さそうですね。だからこそのトラブルです。

そのトラブルを訴訟で解決すべきというよりも、そうならないようにできないかと考えるため、訴訟費用等を考えるとすぐに選択肢に上がらないといえそうですね。

結局どうすればいいか?

以上調べたものからまとめると、

  • 役所に相談する(伝える)
  • お隣さんや所有者が分かれば切ってもらうよう要求する
  • 所有者に許可を取り費用がかかるがこちらで切る
  • 迷惑を被る人が多ければ署名活動で役所をプッシュしていく
  • 弁護士等専門家に相談していく

ということになりそうです。

これは空き家に限らない近隣トラブルともいえそうですが、一方で空き家であれば放置から発生しやすい案件だと考えられます。

これらの対応もスマートに進んでいくといいですね。

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